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【第2回】 フィギュアの可塑剤ベトベト編

このフィギュア、こんなにテカっていたっけ・・・?
しかもベトベトは・・・さらに埃が付着してしまっている!
大切なフィギュアに一体何が・・・。という経験はありませんか?
それは多分、可塑剤のしみ出しによるべとつきです。
可塑剤(かそざい)についてはWikipediaを参照してください。
フィギュアの素材であるPVCに混ぜて柔軟性を出す為に使われる薬品、それが可塑剤・・・。
柔らかくすればするほど、可塑剤が必要になってくるということのようです。
原材料に非フタル酸とか書いてあるやつです。あれが可塑剤の一種というわけです。
フタル酸は環境ホルモンの疑いがかけられていた影響のようです。結局、実証はされていないようですが・・・。
基本的に風通しの良い場所に設置すれば揮発するので、べとつきは抑えられるらしいです。
箱に入れたまま、気温が高い場所に置いておくと危険かもしれません。
ただ、個体差もあるし最近の物は色々改良されているので、べとつきの心配もあまりないでしょう。
2007年辺りが境目という情報もありました。特に危険なのは2007年以前のフィギュアということになりますね。
一部フィギュアは2007年以降でもべとつきが確認されている物もありますが・・・。
ちなみにこの可塑剤が完全に消えると、フィギュア本体が硬化して破損しやすくなるらしいです。
年月が経ったらレジン製フィギュア並に慎重に扱わないといけないってことでしょうか。
さて、今回のお題はこの可塑剤しみ出しによるベトベトの解消です。
検索して調べたところ、あまり選択肢はなさそうです。
水で薄めた中性洗剤、ボディソープ、ハンドソープ・・・要するに油を落とす物が有効のようです。
というわけで今回は、一番お手軽に出来そう、かつリスクの少なそうなハンドソープで挑戦してみたいと思います。

可塑剤べとべと 画像1

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対象フィギュアは「WAVE 藤枝保奈美 スク水Ver.」です。
2007年発売のフィギュアですね。ショーケースで飾っていたのに、べとついてしまい、まるでローションプレイのような有様に・・・。
ではこのフィギュアにハンドソープを付け、指でまんべんなく塗り込みます。
水やお湯で薄めずに、原液をそのまま塗りつけましょう。
お湯で温めると良くない気がするので冷水で作業しています。

可塑剤べとべと 画像2

こちらが洗い流した後の画像です。・・・見事にベトベトが消えています!
綺麗さっぱりべとつきがとれ、正直、拍子抜けするほどでした。
洗浄後、ティッシュなどで拭くと繊維が残ってしまうので、ドライヤー(冷風)で乾かすか大まかに水滴を拭き取ってからの自然乾燥をお勧めします。
今回使ったのはライオンの「キレイキレイ薬用ハンドソープ」です。
フィギュアも清潔に保てるし一石二鳥です。綺麗にベトベトが取れると気持ちが良いものです。
とはいえ、お約束ですが挑戦するのはあくまで自己責任でお願いします。
「フィギュアコレクターの日常 可塑剤ベトベト編」でした。

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