【第3回】 フィギュアのブリスター編

最初は単に興味から手を出したフィギュアですが、いつの間にか増殖し終いには中毒状態になってしまいました。
ディスプレイ用の棚も増えていき、生活スペースまで浸食する始末･･･。
冷静に考えてみると･･･どうしてこうなった･･･。
もはや手遅れだね！ と開き直ったはいいものの、最大の敵と戦わねばならなくなりました。
お金？ そんなのは食費を削れば何とかなる！（この時点で頭がおかしくなってる）
そう、それは箱です！
管理人は一般的な日本人なので、毎月増え続ける箱を保管し続けるだけのスペースがありません･･･。
何でフィギュアの箱はこんなにもでかいのか。

ある（箱のデカイ）メーカーさんに問い合わせのついでに聞いてみたところ
「箱の大きさは工場の落下テストに基づいて決定している」
とのことでした。
なぜ大きいのか聞いただけなのに、貴重なご意見ありがとうございますとか言われたのが謎ですが･･･。
以前にも同じような問い合わせがあったのかもしれません。
商品保護の観点から、ということもあるとは思いますが小さい箱のメーカーも結構あります。
やはり見栄えの良さと、存在感を出す為というのが大きい気はしますが･･･。

話がそれましたが、主流のPVCフィギュアはブリスターパックの占める容量が大きいわけです。（いわゆるウィンドウパッケージ）
（ポリレジン系は発泡スチロールですが、管理人はあまり買わないので除外します）
開けてみたら肝心のフィギュアはブリスターの数分の一だった･･･とがっかりすることもしばしば。
ちなみにブリスターに関してはWikipediaを参照してください。
簡単に言ってしまえば、プラスチックのシートを型で成型して、商品をパックするということですね。
確かに手軽さ、見た目、コスト面、どれも優れた方式だと思います。

さて、増え続けるフィギュアの対処法としては4通りほどあります。

ですが、管理人は一度買ったら売りたくない主義なので1は無理。
無意識に買っているので2も無理。3ができたら苦労はしねぇ！
中毒状態なので4も無理。

だがこのままでは寝る場所すらなくなってしまう･･･！
そこでたどり着いたのが、一番かさばる原因である箱をどうにかする、でした。

具体的には箱は畳んで収納する。ということですね。（捨ててしまうというのもありだと思いますが）
どちらにせよ、そうなると残るのはブリスターです。最初、ブリスターをプリスターと読んでいたのは内緒だ。
このブリスター部分ですが

の2択になると思います。
管理人は保護が必要なフィギュアは1で、あとは全部捨てることにしました。
保護が必要というのは、例えばアホ毛が長かったりするフィギュアはブリスターで保護した方が良いでしょう。
余計な部分のカットはハサミで切るのもいいですが、ホットカッター(AA)を使うと楽に加工できます。

さて、他は処分する、ということになるわけですが･･･これが非常にかさばる！
ペットボトルと違って、リサイクルにも出せないし、ゴミ袋が有料な地域ではそのまま捨てることもままならない･･･。
最初はハサミで切って処理していましたが、指は痛くなるし破片は飛び散るしでかなりきつい。
ネットで調べてみると同好の士たちも苦労しているようで、いくつか対処方法が見つかりました。

茹でるという発想はなかった･･･。
試してみたいところですが、冷静に考えてかなり手間がかかる。
まず、大きな鍋が必要だし、拭き取る必要があるし、火傷が恐い･･･。
アイロンは茹でるよりは楽そうですが、直接当てると張り付きそうだし、タオルなどを当ててやらないと･･･とか考えると手間と慣れるまで時間が必要そうです。
やはり3の丸めて捨てるが一番楽そう。

というわけで、3で試してみました。
用意するのはガムテープのみ。薄いクラフトテープだとすぐに破れるので、ある程度厚く粘着力のあるテープがおすすめです。
方法は手と膝を使って、ブリスターを潰し畳んでテープでくるっと巻くだけです。

これが思ったより簡単で、画像のように圧縮率も高い！
1/4～1/5まで圧縮できました。ガムテープ最強。
ちなみに数をこなせば、品質の良し悪し、割れやすいブリスターなどの区別も付くようになります。
「おっ、かてえ！ この分厚さはさすが高級フィギュアだぜ･･･っ！ だが俺の手にかかればどんなブリスターも圧縮よ！」
といった怪しい無駄スキルですが。

以上、まったく役に立たない「ブリスターについて考えてみる」の回でした。