昨今、フィギュアが値上がりしている気がする・・・。
以前はPVCで一万超えなんて大型フィギュアしかありませんでしたが、ごく普通の1/8スケール物でも万超えがチラホラでてきました。
よく言われているのが中国における、人件費などの高騰ですね。
まぁ、一般人の管理人は確かめるすべはありませんが・・・。
というわけで、どれほど高くなっているのか気になったので調べてみました。(そんなことをしている暇があるなら写真撮れよ)
芸術品に値段の話題なんて無粋だ! とか言われちゃいそうですが、ご容赦ください。
1/8スケールフィギュアの年別平均価格を、2006年~2013年までグラフにしてみました。
くじの景品や、二体セットなどの特殊な作品は抜いてあります。
再販版は数値に含まれます。(なので、再販版が多少平均値の低下に貢献している場合もあり)
適当に計算しただけなので、多少誤差がある場合があります。
あくまで参考までにしてください。
業界の雄、グッドスマイルカンパニーグループさんの1/8スケールフィギュア平均価格推移です。
いやー、実際に数値としてみてみると驚きですね。
2006年には5000円強だったのが、順調に上昇し続けて、現在では9000円に届こうかという価格になっています。
質の向上などもあるので、一概にひとくくりにできませんが、上昇傾向なのは間違いないでしょう。
とはいえ、2010年の8000円までは一気で、以降は緩やかな上昇になっているのが興味深いところです。
次に、GSCサイトから完全に分離したアルターさんの1/8スケールフィギュア平均価格推移です。
こちらも、GSCさんとほぼ同じですね。
2013年で跳ね上がっていますが・・・。嫌な傾向だなぁ。
他のメーカーさんは面倒だったので出しておりませんが、概ね同じような感じになるんじゃないでしょうか。
ざっと調べたところ
オーキッドシードさんの1/7物は
2008年【7400円】 2009-2013年【8700円】 2014年予定【9800円(修正:11000円は1/6でした。あと税抜き価格だったのを訂正。)】
コトブキ屋さんの1/8物は
2009年 【6000円前後】 2010-2012年 【7140円】 2013年【7140-8190円】
といった感じになるようです。
どちらも据え置きでがんばってきましたが、消費税増税をダシに値上げに踏み切ったという印象です。
WAVEさんの1/10スケールBQシリーズも3990円から4410円に値上がりしていますね。
最後に管理人の予想というか、考えを書いてみます。
2010年頃までは、フィギュアの品質も上がり続けた印象です。
それに合わせた価格の上昇も仕方ないなと感じましたが、そこからはあまり成長していないと思います。
つまり、適性価格帯は8000円くらいじゃない? というのが管理人の感覚です。
まぁ、イイ物ならいくらだしても惜しくない物ではありますし、購入数は減るでしょうが趣味をやめることはないと思います。
ただ、値段に見合わないフィギュアが増えているなぁという気がします。
ということは、このまま値上がりし続けるのか・・・?
管理人的予想はNO。個人的願望含む。
いや、一応根拠はあります。
高価格帯(1/8などの中型で10000円超え)フィギュアは、投げ売り率が高いという事実です。
生産管理を見誤ったのか、それだけ生産しないと採算が取れないのか、真相は不明ですが、いくら出来がよくても半額まで下がる確率が非常に高いと思います。
つまり、あまりに高すぎると、コアなユーザー以外はなかなか手が出せないわけですね。
だって、超高価格帯の作品は半額でも7000円とかですよ。管理人のように感覚が麻痺しているならともかく、普通の人は特に安いとは感じないんじゃないでしょうか。
ここ一年の平均価格帯上昇は、メーカーさんがどこまで上げられるか、ギリギリの上限を見極めようとしているせいなのでは、という気がしてなりません。
管理人的には景気が良くならない限り、平均価格が10000円を超えることはないのではないかと考えています。
一ユーザーとして、メーカーさんには一層の企業努力を要求したいですね。
copyright (c) 2011-2015 toaruhenjin.com All Rights Reserved.