ヘンリエッタ / グッドスマイルカンパニー

グッドスマイルカンパニー(グッスマ)より発売された、エッタこと「ヘンリエッタ」のレビューです。
原作は「ガンスリンガーガール」(ガンスリ)です。
レビューは2011年再販版になります。figma版のレビュー前に撮影してみました。
ちなみに原作は未読、アニメも殆ど未視聴です。
精神的に女の子の不幸、鬱話は無理でした･･･。｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡

ヴァイオリンケースを持った可憐な幼女かと思いきや、後ろ手に拳銃を握っているというミスマッチ。
しかし、彼女は反政府組織に対する暗殺者なのだ･･･という設定なので納得できます。
舞台はイタリアで、足下は石畳。石畳の面積は狭いですが、背景の町並みが目に浮かぶようです。
想像をかき立てる物語性の強い作品ですね。
色数は少なめなのでやや簡素な印象を受けますが、造型、塗装ともに安定しています。

ボリュームは1/8スケール物としてはかなり小さめです。
ただ、彼女の身長は知りませんが、幼女的には忠実なサイズなのでしょう。
価格設定も1/10スケールフィギュア並なので不満はありません。
まぁ、2006年の初販版発売当時では安いと言うほどではなかったと思いますが。

可愛らしく純真という印象を受ける顔立ちと表情です。
視線に意思が感じられてイイ。
体型もですが、顔立ちも原作より幼く感じます。ロリコン的にはどんとこい。
ただ、口の造型はもう少し工夫していただきたかったところです。

制服などの塗装も問題ありません。
シャドウの色はちょっと浮いていますが、薄めなので気になるほどではなし。

髪の毛は違和感もなく塗装も良好です。
AMATI（楽器メーカー？）の印があるヴァイオリンケースも存在感があります。
指の造型はやや甘いですが、銃はきっちり握らせることができます。（持たせるのに若干苦労しました）

下半身です。顔も幼いですが、この脚もまさに幼女！ といった造型です。
ぷにっとした感じが伝わってきます。シャドウも良好です。
微妙に荒れた石畳も雰囲気がありますね。
なお、スカートですが、普通に覗いてもパンツを拝むことはほぼ不可能です。
どうしても見たいという紳士淑女の皆様は最終項をどうぞ。

アオリ、フカン画像などです。
破綻なく殆どの角度で問題ありませんが、お顔は向かって左から見るとやや違和感あり。
管理人一押しは一枚目の後ろ姿を見上げた写真です。
今まさに標的に向かって歩き出しているシーンといった感じで、躍動感があります。

部分ズームアップ、銃なし手、ベース（台座）＆パーツ画像です。
ややはめるのに苦労しましたが、両足固定で安定性は問題なし。
銃パーツは持たせなくても違和感はありません。

パンツですが、真下から覗けば前は何とか確認できます。白です！
鉄壁のスカートかつ、ヴァイオリンケースもあって後ろは無理ゲーレベルです。
でもがんばって撮ってみました。お尻は結構作り込まれているようにも見えます。

総評、シーン再現度と雰囲気が素晴らしい作品。
とはいえ、さすがに2006年と完成品フィギュア黎明期の作品ですし、完成度はそれなりです。
原作と舞台の雰囲気を知っている人向けという感じですね。
ガンスリの世界観が好きで、画像を見て気に入ったなら満足できるのではないでしょうか。
原作コミックは2012年に完結したようですが、いつか不幸話に耐性がついたら読んでみたいと思いました。

「ヘンリエッタ グッドスマイルカンパニー」のレビューでした。