メーカー | Hobby JAPAN | |
発売年月 | 2012/08 | |
スケール | 1/8 (PVC) | |
定価 | 6980円 | |
キャラ名 | 比那名居天子 (ひななゐ てんし) ニコニコ大百科(仮) | |
原作名 | 東方Project(Wikipedia) | |
原型師 | ひろし(桜前線) | |
箱サイズ | 幅約30.5cm x 奥行き約21cm x 高さ約24.5cm | |
展示サイズ | 幅約22cm x 奥行き約15cm x 高さ約26.5cm | |
展示最小サイズ | 幅約22cm x 奥行き約15cm x 高さ約24cm(EXTRA台座&帽子無し) | |
重量(展示状態) | 373.5g (ボリューム標準的+) |
造形 | ★★★★★★★★★☆ | 登場シーンをそのまま切り取ったような表現力が凄い | |
顔造形 | ★★★★★★★★☆☆ | 余裕のある微笑みでキャラクターやポージングと調和している、造形も見事 | |
塗装 | ★★★★★★★★☆☆ | 細部まで丁寧で不満点なし | |
ギミック | ★★★★★☆☆☆☆☆ | 緋想の剣、要石、帽子別パーツ、要石は支柱がボールジョイントで調整可、ディスプレイの角度を変えられるEXTRA台座付属 | |
お色気 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ | 美しいボディスタイル、下着(ドロワーズ)の造り込みも拘りを感じる | |
満足度 | ★★★★★★★★☆☆ | 設計から考え抜かれた造形でシーン再現度は傑作と言ってもいいかもしれない、雲の演出と要石の配置には脱帽、EXTRA台座も嬉しい配慮 |
ホビージャパン (HJ)よりHJ誌上、Web通販限定で発売された「比那名居天子」(ひななゐ てんし)のレビューです。
原作は「東方Project」です。
同人ゲーム『東方緋想天』から登場。天界に住む天人で、天衣無縫、有頂天という性格。
能力は『大地を操る程度の能力』で、いかにも東方Projectらしいキャラクターですね。
管理人は東方系ゲームをプレイしたことはありませんが、ニコニコ動画などで関連動画を楽しく鑑賞させてもらっています。
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全身その1です。本体についての感想はその2にて。
まずはじめに、緋想の剣を持たせます。剣首(柄の先)が外れるかとも思いましたが、説明もないので接着されていると判断。
そのまま持たせようにも、かなりきついので、ドライヤーで温め指の上から滑り込ませて持たせました。
次に要石をはめこみ、雲演出用のワタを設置。こちらはスムーズでした。
あとは天子さんを立たせます。ボス(凸)がかなりきつめで、押し込んでもすぐに押し出されるという低い成型精度。
ミシミシさせながら、何とか安定するまで押し込めましたが冷や汗ものでした・・・。
また、作業時に腰の宝石パーツに触れて破損させないよう注意です。少し触れただけでも外れてしまいそうです。
軽い気持ちで『下着はどうなってるんだろうデュフフ』と覗こうとして宝石部分を持ってしまい、パキッとならないよう気をつけましょう。
管理人はやりかけました。心臓止まったかと思いました。Σ(´Д`)
最後に帽子を乗せます。底に髪頭頂部に対応した溝があり、それに合わせて乗せます。
溝が噛み合い安定はするものの、乗せるだけなのでかなり落ちやすいパーツです。
また、付属のEXTRA台座をお好みで設置可能です。通常台座の下にはめ込む形になります。
上向きになり、かなり鑑賞しやすくなるのでオススメです。
レビュー画像もEXTRA台座を使用しています。
全身その2です。ふわりと舞い降りた・・・というシーンを見事に再現しています。
緋想の剣を携えて優雅に歩むお姿は、優美なフロイラインという表現がぴったり。
3連の要石や足下の雲も計算され尽くした配置で、台座部分も見応え十分。
雲演出のワタも嬉しい付属品。しっかり雲に見えます。
塗装、造形共に文句無し。自然な肌色です。衣装の色彩も清涼感があります。
ふわりと広がるスカートのフリルと宝石パーツが美麗な特徴的な衣装、髪の毛も細かい切り込みで素晴らしい。
美しいボディスタイルはポージングにマッチしています。
大きさは天子本体はそれほどでもないものの、スカートの広がり、凝った演出の台座で不足感はまったくありません。
上半身です。端整な顔立ち、可愛らしさも文句無しで見事な顔造形。余裕を感じる微笑みは絶妙です。
また、長い睫毛なアイプリントの美しさもかなりのものです。
割ときつきつの衣装で、程よい胸のふくらみがイイ!
服の皺表現も完璧です。宝石パーツや模様なども美しい。
塗装は肌、衣装ともにシャドウが丁寧に吹かれています。爪のテカリ処理も細かい。
髪は文句無しの造形ですが、塗装というか、ハイライトに若干粘度を感じます。
ベトベトはしていないので、艶を出すための仕様でしょうがやや好みが分かれそうな表現方法です。
右手の位置といい、なんというか、ボスの登場シーン! 的な雰囲気があります。
それがまた様になっているというのが素敵です。
下半身とアオリ画像です。ブーツは編み上げ造形もきっちりで、質感良好。
踏み込む要石は、しめ縄まで細かく造形されています。
レーザーを放ったりするらしいですね。すごい要石だ・・・。
膝上までですが、脚も問題無し。そして下着のドロワーズの造り込みが凄い。
もちろんドロワーズなので、色気はあまりありません。しかしそれを補うだけの可愛さと拘りを感じます。
管理人はパンツ派(?)ですが、たまにはこんな下着もアリだと思いました。
顔とドロワーズの可愛さ、スカートのフリル裏面を楽しむなら見上げての鑑賞がベスト。
目の美しさと口造形の絶妙さがよくわかります。
フカンです。どの角度からも違和感なく完璧なので、安心して鑑賞できます。
上からだと、スカートのフンワリ感や広がりのあるなびく髪、桃の装飾が可愛い帽子も良い感じです。
宝石パーツの反射も良いアクセントになっています。
部分ズームアップ、帽子なし、緋想の剣、ベース(台座)&パーツ、EXTRA台座、要石ボールジョイント部分です。
ドロワーズは皺造形、裾のフリルまで造り込まれています。
色気より可愛さですが、中央の縫い目がイイ!(?)
髪造形は頭頂部まできっちりで、帽子無しでの鑑賞も問題ありません。
帽子がよく落ちるので、この状態で飾ってもいいかなと思ったりします。
緋想の剣は刃の部分の色合いが美しいですね。剣格の質感も問題無し。
ただ、柄と剣首が今一つ。欲を言えば柄の先を丸くするなり、工夫が欲しかったところです。
EXTRA台座の設置はスムーズにできました。
また、要石の支柱がボールジョイントになっていて、EXTRA台座で上向きになっても角度を調整できるのが嬉しい配慮です。
ボス(凸)の片方が金属で、片足立ちの配慮はされていますが、がっちりさはあまりなく、やや不安の残る安定度です。
管理人は長期ディスプレイ用に接着しようか悩み中・・・。
総評、キャラのポージング、台座など設計段階から考え抜かれた見事な作品。
雰囲気、シーンの表現、再現度は文句無しで、完成度も高く非常に見応えがあります。
キャラのことがよくわからなくても、雰囲気が十分に伝わってくるのは素晴らしい。
東方Projectのことをよく知らない管理人でも大満足できました。
「比那名居天子 ホビージャパン」のレビューでした。
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