メルティ / コトブキヤ

コトブキヤより発売された「メルティ」のレビューです。
原作は「シャイニング・ハーツ」です。

ゴスロリ衣装で人形のように整った風貌です。
両手はある程度位置調整できますが、帽子をつまめるかどうかは運次第でしょうか。
残念ながらこの個体は無理でした。
帽子の中の使い魔、ソルベエもよくできています。
がりがｒ･･･アイスが垂れてこないか心配になりますが。

髪は豪奢で表現も良好ですが、若干もったり感があります。
顔はイラストでは見上げた感じで、頬に赤みもありますが･･･。
実物の視線は真正面、肌もシャドウ無しで薄味。服の造形と色彩に頼っている印象です。
塗装はいつもの量産型コトブキヤで問題なしとして、頬の赤みくらいはあってほしかった。
視線も上目遣いの方がキャラに合っていたと思います。まぁ可愛らしいしそこはいいんですが･･･。
問題は口･･･特に歯の表現がきっちりされすぎです。下の歯を控えめにするか、寧ろない方がすっきりしたと思う。
無理に難しい造形にするより桂ヒナギクのように簡易表現の方が良かったりする場合もあります。
少し離れて見れば気にならない箇所ではありますが、自然に見える工夫が欲しかった。

フリルと白、黒、ピンクの色彩が可愛らしい雰囲気を醸し出しています。
スカートが短いのはイイ！ ガーターベルトもセクシーで素晴らしい。
それだけにあっさり目のパンツが惜しい･･･。スジ（皺）が無いのも残念。
あと、お尻ももう少しむっちりしていた方が好みでした。

ベース、部分ズームアップです。ネジ固定で安定性は充分です。コトブキヤは完全固定が多いですね。
フィギュアを量産しすぎてクオリティが下がるのだけはやめて欲しいところです。
色気はともかく重ねたスカートの表現など、衣装の造形は素晴らしい。

総評、安定感のある出来だが、顔（口）の表現が気になるか気にしないかで評価は分かれそう。
顔は人形の命。顔の造形には一番注力してほしいところ。勿論お色気も最大限注力するべき。（どっちだ）
少し離れて鑑賞する場合は欠点もあまり気にならず、ゴスロリ衣装が展示して見栄えのする可愛らしい作品だと思います。

「メルティ コトブキヤ」のレビューでした。