ADSLから光回線(フレッツ光)に移行した時のメモと回線速度比較

ADSLと光回線

二年ほど前にADSLから光回線に移行しました。
その時の話と回線速度の比較などを書いてみたいと思います。
利用光回線は『NTT東日本 フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ』です。→公式サイト

事前に確認しておくことと準備

回線モジュール設置場所付近で電源を取れるかどうか
→作業員さんが開通テストをするのに必要。コンセントがない場合は延長コードなどを用意。

光ファイバーケーブルが必要かどうか確認


付属の光ファイバーケーブル(コネクタ形状SC)は3m。
たいていはこの長さで問題ないと思いますが、モジュラージャックから光回線終端装置(ホームゲートウェイ)までの長さが足りない可能性があります。
管理人の場合は光回線端末はモジュールの隣の部屋に設置する予定だったので、3mは必要になります。
NTTから購入すると高額になりそうだったので、事前に光ファイバーケーブル 両端SC(Amazon)を購入しておきました。
そしたら付属の光ファイバーケーブルも3mだったというオチだったわけですが、まぁ購入したケーブルの方が丈夫そうだし付属のは予備で良いよねと無理矢理納得。
光ファイバーケーブルによる、モジュラージャックとホームゲートウェイの接続作業は簡単でした。
特にトラブルもなく快適に使用中です。

ひかり電話を利用する場合
ホームゲートウェイ(回線終端装置(ONU)内蔵のルーター。ADSLでいうルーター機能付きモデムのような物で、NTTからレンタルする)から電話機(市販の物)まで電話線(RJ-11コネクタ モジュラケーブル)で繋げる必要があります。
電話線は安価で購入(Amazon)できます。

有線LAN(Ethernet)を利用する場合

LANケーブル(RJ-45コネクタ)が必要になります。
2mのLANケーブルが付属しますが、管理人はADSL時代の物を流用しました。
ホームゲートウェイはギガビット・イーサネット(1000BASE-T)対応なので、カテゴリ5e以上の対応LANケーブル(Amazon)を用意するといいでしょう。

管理人の場合は、ホームゲートウェイの無線LAN機能は未使用(無線LANカードは返却)で、ひかり電話と有線LANを利用です。
接続イメージは下記の通りです。

接続イメージ
                        —LANケーブルPCやスイッチングハブ
                       |
モジュラージャック光ケーブルHGW(ONU内蔵ひかり電話ルーター)
                       |
                        —電話線電話機

ホームゲートウェイ(HGW)の無線LAN機能を使う場合、LANケーブルは不要になります。

ホームゲートウェイ(HGW) PR-500KI 画像

型名は『PR-500KI』でひかり電話対応のホームゲートウェイでした。→公式サイト
LANポートx4、電話機用ポートx2。
有線LAN機器を4つ以上使う場合は別途スイッチングハブ(機能をフルに使うならGiga対応品)が必要です。

無線LANを利用可能にする無線LANカードが付属。
管理人は無線LAN親機を所持していたため、こちらは使用しませんでした。
無線LANカードは後ほど返却可能となりました。
押しつけないでほしいという要望があったんでしょうね。
ちょびっとだけホームゲートウェイレンタル料が安くなりました。

光ファイバーケーブルを差し込んだところ。
コネクタ形状はSCで問題なしでした。

ADSLモデムとの比較。
さすがに大きいですね。

NTTフレッツ光工事

ADSL回線とモジュールの撤去と光回線の引き込み工事は、約30分程度であっさり終わりました。
PCへの接続等は自分でやったので、引き込み工事と回線確認作業のみでした。
屋内への引き込み口を新たに開ける場合はもっと時間がかかると思いますが、通常はADSL回線、電話回線、エアコンの配管(ダクト)を利用します。
管理人はADSL回線の引き込み口をそのまま流用しました。

以下は工事前に疑問だったこととその回答です。

申し込み後、工事日の変更が可能か
可能です。
予約は一ヶ月先までしかできませんでしたが、都合上二ヶ月後に工事をお願いしたかったのでNTTに電話して変更して貰いました。

固定電話番号をひかり電話へ移行させることは可能か
可能です。
また、ひかり電話の場合はIP電話のように050番号の付与もなく、固定電話番号をそのまま利用できます。
管理人が移行を決意した決め手がこれでした。

固定電話番号(加入電話)の解約
可能ですが、利用休止サービスの利用が可能。
5年ごとに延長申し込みが必要ですが、料金はかからず期限もないとのことでした。
管理人の場合、ADSL専用回線(固定電話1)停止→固定電話2を光回線に移行→ADSL専用回線(固定電話1)を休止。
というややこしい方法で光回線に移行しましたが、スムーズに手続きできました。

ADSLモデムの回収
後ほど回収専用パックが送られてくるので、その中にモデム一式を入れて返送すればOKです。

開通テスト HGW設定

ホームゲートウェイに接続してプロバイダの設定をします。
説明書通りにやれば問題ないと思いますが、一応簡単なやり方を書いておきます。
ブラウザを起動させて、URLに『http://192.168.1.1/』と打ち込んでEnter。
機器設定用パスワードの初期設定で任意のパスワードを入力して設定をクリック。
ユーザー名を要求されるのでユーザー名にデフォルトの『user』、パスワードに先ほど設定したパスワードを入力してOKをクリック。

接続先設定(IPv4 PPPoE)画面のメインセッション右にある『編集』をクリック。
接続名は適当な物を入力、接続先ユーザ名と接続パスワードはプロバイダ契約の物を入力。
その他はデフォルトのままでOK。
最後に設定をクリックでインターネットに繋がるようになります。

機種によって設定画面が違うと思いますが、作業自体は同じだと思います。
パスワードはメンテナンスから『機器設定用パスワードの変更』でいつでも変更可能です。

ADSLと光回線(フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ)速度比較

プロバイダはIIJです。
『アフロおじさん(フレッツ公式のスピードテストでしたが、人気がなかったのかいつの間にか抹殺された模様)』『USENスピードテスト(公式サイト)』『BNRスピードテスト(公式サイト)』で計測してみました。
ちなみに、USENスピードテストは結果にムラがありすぎるので、何度か測定した方がいいと思います。

アフロおじさん】(移行後のスクリーンショットを撮り忘れたので移行前の画像です・・・)
9.89 Mbps → 98.22 Mbps

USENスピードテスト
7.484 Mbps → 85.626 Mbps

BNRスピードテスト
下り
1.NTTPC(WebARENA)1: 9.85 Mbps (1.23MB/sec) → 127.62 Mbps (15.94MB/sec)
2.NTTPC(WebARENA)2: 9.77 Mbps (1.22MB/sec) → 96.84 Mbps (12.09MB/sec)
上り
945.41 kbps(0.954 Mbps) (118.17kB/sec) → 115.94 Mbps (14.49MB/sec)

さすが光回線・・・すべてにおいてADSLを圧倒しています。
ADSLで満足していたのですが、ただのWeb閲覧ですら体感できるほど劇的に速くなりました。
光回線移行後二年になりますが、もはやADSLには戻れない身体になってしまいました。(*ノωノ)

総評

結論としては、光回線への移行はお勧め! です。
最近は動画、音楽、本の配信サービスが充実しており、回線速度が重要になってきました。
すでにADSL回線利用者数は全体の10%を割っているようですが、光回線への移行が済んでいない方は検討してもいいと思います。





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