カーバッテリーとインバーターを使って屋外で電気製品(コンセント)を使用する方法

カーバッテリー&インバータ

夏休み期間突入で、本格的なレジャーシーズン到来ですね。
キャンプやBBQなどアウトドアライフを楽しむ方も多いと思います。

少人数でのキャンプならば照明は電池式ランタン、充電はポータブルバッテリーがあれば十分でしょう。
ただ、大人数で強力な照明が欲しいときや、ポータブル冷蔵庫を使ったり、ノートPCの電源をとりたいときなどは、家庭用AC電源(コンセント)が使える方が便利です。
かといって発電機はうるさいしコストもかかるので、できるだけ安くすませたい。
そんな時に便利そうだったのがカーバッテリー、カーインバーター、カーバッテリー充電器の三点セット。
カーバッテリーカーインバーター電気製品と繋げて、屋外でも電気製品を使うことが可能になります。
今は省エネが進み機器の消費電力が低くなってきているので、カーバッテリーで十分使用に耐えうるはずと考えたのが購入した動機です。

今回はその使用感を書いてみたいと思います。
目的は屋外でのLED投光器使用と、ノートPC、タブレットPC(USB接続)、携帯電話の充電です。
方針はいつも通り「できるだけお安く、満足できる性能の製品を選ぶ」です。

カーインバーター

まず必須なのが交流電源に変換する、カーインバーター。
これは車のシガーソケットやバッテリーから直接電力を取り出して、家庭用コンセントを使用可能にします。
通常はシガーソケットが前提ですが、カーバッテリーに直接繋げるためのクリップが付属している物もあります。
今回購入した『BESTEK カーインバーター 300W MRI3010BU(バッテリー接続コードあり)』(Amazon)はクリップが付属しています。(接続コード付属なし版もあります)

お値段はこれでも安い部類ですが、デザインも質感も洗練されています。
ファンの音もまったく気にならないほど静かです。
クリップはかなりきつめですが、自然に外れる心配はないでしょう。

もう一つ予備で買ったのが『Meltec ( メルテック ) カーコンセントインバーター 3way 定格130W HC-150』(Amazon)です。

こちらはシガーソケット接続コードのみでクリップは付属していません。
バッテリーに直接繋げるにはバッテリー直結型クリップ(Amazon)を別途購入する必要があります。
『HC-150』はお値段も見た目も安っぽいですが、意外に作りは悪くありません。
シガーソケットとコンセント端子はカバーがついていて未使用時は保護できるのも良いですね。
こちらもファンの音は気になりませんでした。
130Wまでしか繋げられませんが、ノートPC(消費電力60W)とLED投光器(消費電力10W)の使用、携帯電話の充電を同時に行っても問題ありませんでした。

ほとんどのインバーターにはUSB端子がついているので、コンセントと同時にUSB充電も可能です。

インバーターのお値段はピンキリです。
使っていないので耐久度はわかりませんが、高い商品ほど容量が大きく、変換効率が高く、安定した性能を発揮します。
BESTEK MRI10010』(Amazon)など1000Wまで可能な商品もありますね。

でも管理人が使っているものは1000~4000円のかなり安い製品です。
使用頻度が多ければ高い商品を買ったと思いますが、年に10回使うか使わないか程度なので安い物で十分と判断しました。
生活家電を使うわけではないので、定格出力300Wまででも多すぎるくらいです。
一年もてば十分元が取れるさと考えていました。

…と思っていたのに、初日に『MRI3010BU』が壊れたのはぶったまげましたが。
最初は普通に動作していましたが、5時間ほどで突然止まりました。
以降、他のバッテリーにつないでも無反応。
使用した機器はLED投光器(10W)なので、ヒューズが飛ぶはずもないしで焦りました。
とはいえ迅速に交換していただいて以降は故障していないので、BESTEKさんに悪い印象はありませんが。

なお、このときは『HC-150』を予備で持っていたので事なきをえました。(今はこちらをメインに使っていますが快調です)
やはりお安い物は当たり外れが激しいと言うことでしょう。
高性能インバーターを使用している場合でも、突然壊れた時用に予備のインバーターを持って行くようにした方が良いと思います。
たとえ一流メーカーの製品でも、ほとんどは中国製ですしね。

カーバッテリー

さて、次に必要なのはカーバッテリーです。
車に搭載しているバッテリーから取るのもありかと思いますが、あまりお勧めできません。
シガーソケットから取り出せるのは150Wが限界ですし、万が一バッテリーがあがってしまっては大変だからです。
ですので、カーバッテリーは別途用意した方が良いでしょう。
これは何でも構いません。
管理人はお安い『PITWORK ( ピットワーク ) 日産純正 国産車バッテリー 40B19L』(Amazon)を使っています。

容量は27ahですが、使用目的は屋外用LED投光器とタブレットPCの充電程度ですので全く問題なし。
10WのLED投光器を一晩(12時間)つけても大丈夫でした。
カーバッテリーは鉛を使っているので非常に重い(9kgくらい)のがネックですが、手軽さを考えるとメリットの方が大きいと思います。
種類は開放型と密閉型がありますが、密閉空間で使用しなければどちらでも構いません。
開放型は文字通り開放されているので、とても強く揺らしたりひっくり返したりすると液体が漏れてしまいます。
ただ、普通に持ち運びする分には漏れる心配はありません。
もちろん、消費電力の激しい機器を長時間使う場合は、容量の大きなバッテリーの方がいいと思います。
使用目的に合ったバッテリー(Amazon)を選びましょう。

カーバッテリー充電器

当然、バッテリーを準備したら充電しなければなりません。
かといって、いちいち車に搭載して運転するのは時間もかかるし面倒です。
当然、バッテリーは自然放電するので使用していなくても定期的に充電する必要があります。

となると、自分の家で充電するのが一番。
そこで必要になるのがカーバッテリー充電器です。
というわけで『Meltec バイク 自動車 バッテリー充電器 SC-1200』(Amazon)を購入しました。

使用方法は普通の充電器と同じです。
家庭用コンセントと充電器をつないで、バッテリーにクリップをかませるだけです。
充電時間は約8時間ほどでした。
動作もバッテリーの状態を自動で判断して、ゆっくり助走を付けて充電していく感じなので安心感があります。

こちらの充電器はファンがついていますが騒音と言うほど大きくはありません。
ただ、充電中はそれなりにファンが回るので寝ている間近くに置くのはきついかもしれません。

この充電器、あがってしまい死んでしまったと思っていたバッテリーを復活させることもできるので、インバーターを利用しなくても持っておいて損はないでしょう。
管理人もうっかり長期間乗らずにあがってしまったバッテリーを復活させることに成功しました。

総評

屋外でコンセント用機器を利用できるのは非常に便利です。
なによりお安く(今回のセットだと1万円程度)揃えられるのも魅力です。

使用目的もレジャーは勿論、例えば災害時なども活躍できるでしょう。
今回購入した製品だとあまり消費電力の多い機器は使えませんが、停電したとき照明に使ったりスマホの充電をするには十分です。
管理人は大震災時の長時間停電には苦労させられたので、あの頃このセットがあればどれほど楽だったかと考えちゃいますね。
非常用防災セットと一緒に備えておくのもアリだと思います。





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