「Baidu IME」と「Simeji」はスパイウェア(ウィルス)であるとしか言いようがない

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このブログもAndroidの話題があったりすることもあるので、注意喚起ということで。
バイドゥ IME(Baidu IME)は非常に悪性のソフトなので、使っている方、もしくはインストールしてある場合は削除しましょう。

IMEというのは文字入力のソフトウェア(MS IME、ATOK、Google 日本語入力など)です。
中国の検索エンジン「バイドゥ(Baidu、百度)」が提供している無料の日本語入力ソフト「バイドゥ IME」を利用して文字を入力すると、その情報がバイドゥのサーバーに送信されて記録されてしまうようです。
つまり、個人情報が中国企業(と国)にダダ漏れということです。

名目上は「クラウド変換」という、入力データをサーバーに送り、変換能力を向上させるためということですが、当然ながら他のことに利用されているのは確実でしょうね。
事実、設定をオフにしていても情報を送信しているようです。→NetAgent Official Blog

送信する内容は全角入力が対象のようです。
つまり、半角/全角を押して、入力した情報が送信されるということですね。
英数字「12345abc」はアウト。
英数字「12345abc」はセーフ。
半角のみで英数字を入力していたならセーフ。
変換機能を利用して半角に変換した場合はアウトです。


利用者がショップを利用すれば、住所氏名で紐付け可能です。
そしてその人が入力した文章(仕事で入力した内容はもちろん、メール内容なども筒抜け)も記録されるわけです。
この人は今浮気をしているとか、秘密にしている内容もデータベースに記録されているかもしれません。
それらのデータが名前を入力しただけで参照できる、などという恐ろしいことも容易に想像できます。
GoogleもGmailの内容を利用しているという話が話題になりましたが、バイドゥ IMEは全ての文字入力情報が対象です。
しかも相手は中国ということで、その危険度はGoogleの比ではありません。

中国という国は、自国のネットを24時間監視、検閲(フィルタリング)しています。
共産党に不利になる情報は削除され、送信した人は当局に監視されたりします。
プライベートなど無い国なので、当然ながら日本で通用する常識は全く通用しません。

賢明な方ならバイドゥなどという、中国企業の提供するソフトウェアを利用するわけないと思いますが、他のソフトにバンドルされていて知らない間にインストールされている場合もあるようです。
また、Lenovo(レノボ)のPCをお使いの方は、至急確認した方がいいでしょう。
標準で「バイドゥ IME」がインストールされている場合があるようです。
管理人は使ったことが無いのでわかりませんが、普通のソフトなら言語バーか、OSのコントロールパネル→プログラムから確認できるハズです。
(インストールして確かめる勇気はないので適当)
それと、もしインストールしてある、したことがある場合は非常に厄介なことに、普通にアンインストールしただけでは削除されない可能性があります。
検索エンジンで「Baidu IME レジストリ」で検索して、完全に削除しましょう。

また、こちらの方がヤバイと思いますが、Androidの定番日本語入力ソフト「Simeji(シメジ)」も同様に情報を中国に送信しています
Simejiは元々は日本のソフトでしたが、2011年に開発者(adamrocker、矢野りん)ごとバイドゥ(百度、Baidu)に買収されました。

管理人もAndroid版ATOKが無い時代、利用させてもらい重宝しておりました。
バイドゥに買収されてからは削除して使っていませんが、やっぱりこうなったかという残念な気持ちです。
もしAndroid(スマホ等)でバイドゥ版Simejiをお使いの方は、即刻削除しましょう。
Androidの場合は設定で送信しないようにできるようですが、相手はバイドゥ、中国企業です。
信用しない方が良いかと思います。

メディアではBaidu IMEとSimejiのことを「まるでウィルス」と形容していますが・・・。
まるでではなく紛う事なきウィルスです。
感染するプログラムが入っているわけではありませんが、知らない間に入っている(感染している)と見なせば立派なウィルスです。
悪意あるスパイウェアなのは間違いありませんし。
フリーソフトのインストールは慎重に行わないといけないですね。

そういえば、IBMのPC事業を買収した中国メーカー「Lenovo(レノボ)」社製PCは、基盤の回路が独自に変更され、遠隔操作すら可能になっているという噂もあります・・・。
価格.comでは、その安さから売れ筋ランキングを占領していますね・・・。恐ろしい。
根拠のない話(といっても情報機関での使用禁止など一定の根拠はありそう)ではありますが、中国という国の実情から実際にやっていてもおかしくはないと思います。
中国企業は国(共産党)に逆らうことは絶対にできないからです。

アメリカなど海外でも、インフラや軍事関係では中国製の部品は規制したりしています。
ソフトバンクがアメリカで買収予定の携帯電話事業者スプリントでは、中国ファーウェイ(華為技術有限公司、Huawei)製の通信機器は使わないということらしいですが、日本では絶賛利用中です。
スマホ、ガラケー、通信基地局、通信機器全般・・・ユーザーでは避けようが無い部分で普通に使われていたりします。
日本がスパイ天国といわれているのも頷ける話です。





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