Intel B75チップセットのマザーボード『ASUSTeK P8B75-M LX PLUS』 (Micro-ATX)のレビューです。
B75はLGA1155ソケットの廉価版チップセットです。
P8B75-M LX PLUSは無印P8B75-Mの廉価版(というかリニューアル?)になります。
値段もあまり変わらないので、どちらにしようか悩みました。
両者のスペックは下記の通りです。
P8B75-MとP8B75-M LX PLUSの主なスペック
P8B75-M | P8B75-M LX PLUS | |
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チップセット | Intel B75 | Intel B75 |
メモリ | DDR3 DIMM 4スロット(最大32GB) | DDR3 DIMM 2スロット(最大16GB) |
拡張スロット |
1 x PCIe 3.0/2.0 x16 1 x PCIe 2.0 x4 2 x PCI |
1 x PCIe 3.0/2.0 x16 2 x PCIe 2.0 x1 1 x PCI |
シリアルATA |
5 x SATA2.0 1 x SATA3.0 |
5 x SATA2.0 1 x SATA3.0 |
LAN | Realtek 8111F-VB-CG | Realtek 8111F-VB-CG |
オーディオ | VIA VT1708S 8-Channel High Definition Audio CODEC | Realtek ALC887 8-Channel High Definition Audio CODEC |
USB |
8 x USB2.0 4 x USB3.0 |
8 x USB2.0 4 x USB3.0 |
バックパネル |
1 x PS/2 keyboard (purple) 1 x PS/2 mouse (green) 1 x DVI-D 1 x D-Sub 1 x HDMI 1 x LAN (RJ45) port(s) 2 x USB 3.0 4 x USB 2.0 3 x Audio jack(s) |
1 x PS/2 keyboard/mouse combo port(s) 1 x DVI-D 1 x D-Sub 1 x LAN (RJ45) port(s) 2 x USB 3.0 4 x USB 2.0 3 x Audio jack(s) |
コンデンサ | 固体+液体 | 固体 |
LX PLUSについて
PCI Express 3.0は対応CPU(つまりIvy Bridge以降)を載せることで動作します。
無印との主な違いは
- メモリスロット 4→2
- PCIe2.0スロット 1→2
- PCIスロット 2→1
- オーディオ VIA VT1708S→Realtek ALC887
- PS/2数 2→1
- コンデンサ 固体+液体→固体
の6点というところでしょうか。
強化している部分と削られている部分が半々ですね。
無印は拡張性重視、LX PLUSは拡張性を削って品質を少しアップさせた・・・という印象です。
VIA製オーディオチップにはあまり良い思い出がなかったのと、コンデンサはやっぱりオール個体がいいなということで、LX PLUSの方に決めたという次第です。
とはいえ、CPU周りは無印の方が強そうなので、品質もあまり変わらないかも・・・。
正直どちらでも同じかと思います。
レガシーPCI、メモリスロット、PS/2に魅力を感じなければLX PLUS・・・といった感じで良さそうです。
SATA3.0はどちらも1ずつ。
SSDを一台使用するだけなら、3.0は1つで十分でしょう。
現行のHDDでは3.0に対応していても、その性能を引き出すだけの速度はありません。
付属品はマニュアル、セットアップDVD、バックパネルシールド、SATA3.0ケーブル1本、SATA2.0ケーブル1本です。
なお、Windows8で使おうと思っていたら、セットアップDVDの実行が拒否されました・・・。
Windows8 Readyのくせに・・・。
個別にドライバをインストールすればいいんでしょうが、8は旧ソフトウェアとの互換性など色々と面倒そうなので、Windows7をインストールし直すことにしました。
Win8は環境が落ち着いてから使いたいと思います・・・。
マイクロソフトには画面と操作性はXPのままで、中身だけ8のスタイルを選べるモードなどの配慮をしてほしいものです・・・。
*2013年晩夏に登場すると噂されている、Windows8の大規模アップデート(Windows Blue?)で改善されることを祈っております。→Windows 8.1は残念ながら期待外れっぽいです・・・。
横約17.3cm、縦約24cm。
組み立て、起動共にトラブルも無く、スムーズに完了しました。
コンデンサはニチコン製のようです。
RMAAによるオーディオの性能測定。
なかなか良好な結果です。(たぶん・・・)
総合すると綺麗にまとまった、マイクロATXマザーボードといえます。
SATA3.0でSSDを一台使って、USB3.0も利用してみたい・・・という人にはぴったりかもしれません。
良いところをつまみ食い的なところが素敵です。
無印とLX PLUSはどちらでも、お好みで決めてしまって構わないと思います。
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