よくSATA3.0(6Gbps)対応! とか謳われているケーブルや、マザーボードでも2.0と3.0では別のケーブルが付属していることがあります。
1秒間に6Gbitもの転送量があるとは凄い・・・それならやっぱりケーブルの対応していないといけないのかな・・・?
と考えてしまいますが、普通にSATA2.0以前のケーブルを使っても問題ありません。
同じようなことを考えた人が、すでに沢山おられるようなので、今更実験する必要も無さそうですが、ミヨシのSATA3.0対応ケーブルのレビューついでに速度を測定してみました。
Amazonの売れ筋SATA3.0ケーブルはサンワサプライとミヨシですが、今回は安いミヨシの『MCO 6Gbps対応SATA3.0/2.0対応SATAケーブル L型 黒 30cm JST-6L03/BK』を使ってみたいと思います。
ロック付きでケーブルタグも付いていて、しかも格安というコストパフォーマンス抜群のSATA3ケーブルです。
SATA3.0対応ケーブルとSATA2.0対応ケーブルの速度比較
比較対象のSATA2.0ケーブルはかなり昔、上海問屋で買った格安ケーブルを使用しました。(ピンク色っぽい赤のケーブル)
SSD 330Series(2.0) | SSD 330Series(3.0) | |||
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|
読み込み [MB/秒] | 書き込み [MB/秒] | 読み込み | 書き込み |
Seq | 467.0 | 157.7 | 470.4 | 158.9 |
512K | 414.7 | 158.0 | 413.9 | 158.9 | 4K | 31.52 | 90.79 | 26.8 | 89.9 |
4K QD32 | 122.8 | 154.5 | 123.3 | 155.4 |
*モードはデフォルト(ランダム)です
*数値は『MB/秒』です
*Trim(SSD)&AHCI有効
WD20EZRX(2.0) | WD20EZRX(3.0) | |||
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|
読み込み [MB/秒] | 書き込み [MB/秒] | 読み込み | 書き込み |
Seq | 148.6 | 145.4 | 147.2 | 145.4 |
512K | 46.63 | 82.86 | 47.38 | 85.65 | 4K | 0.602 | 1.103 | 0.600 | 1.157 |
4K QD32 | 1.679 | 1.132 | 1.672 | 1.112 |
*AHCI有効
ST2000DM001(2.0) | ST2000DM001(3.0) | |||
---|---|---|---|---|
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読み込み [MB/秒] | 書き込み [MB/秒] | 読み込み | 書き込み |
Seq | 194.2 | 192.7 | 194.7 | 192.4 |
512K | 58.98 | 96.10 | 59.27 | 96.31 | 4K | 0.661 | 1.343 | 0.664 | 1.341 |
4K QD32 | 1.573 | 1.320 | 1.578 | 1.333 |
*AHCI有効
結論はケーブルによって違いなし
結論から言いますと、やっぱり2.0対応ケーブルで何の問題も無し、でした。
多少変動はあるものの、誤差範囲内でしょう。
よほど品質の悪いケーブルでも無い限り、速度に変化はないと思われます。
ミヨシ『MCO 6Gbps対応SATA3.0/2.0対応SATAケーブル』自体も正常に動作しましたので、値段を考えれば十分な製品です。
また、ケーブル長、100cm、70cm、30cmで転送速度に変化はありませんでした。
ややロックが硬かった以外は品質も問題無し。
HDDを沢山積んでいる場合は、ケーブルタグ付きなのもいいかもしれません。
なお、L型ケーブルの場合は2種類あるので注意が必要です。
通常HDDに使う場合はケーブル側が下になる方を想像しますが、L型(型番がJST-○L)だと、ケーブルの向きが上になるので注意です。
ケーブルの向きを下にしたい場合は逆L型(JST-○G)を選択しましょう。(サンワの場合は下L型)
私は下側が通常で上側が逆というイメージだったので、見事に間違えて買ってしまいました。
上L型だと長さが数cmロスしてしまうので、ギリギリのケーブル長だと取り付けられなくなるのが痛かった・・・。
というわけですので、くれぐれもL型の向きをお間違えなく・・・。(ケーブルの向きが下なのは、逆L型または下L型! ・・・よし覚えた)
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