マスターシード 4GB DDR3メモリモジュール UMAX Cetus『DCDDR3-4GB-1333』と8GB『DCDDR3-8GB-1333』のレビューです。
それぞれメモリ2枚組、デュアルチャンネルキットです。
レビューと言ってもヒートスプレッダを剥がすわけでは無いので、あまり役には立たないかもしれません。
基本的に定格派なのでオーバークロックもやりませんし・・・。
また、品によっては使われているチップの製造メーカーやロットが違ったりすることもあるかもしれないので、個体差もあると思います。
どちらも現在主流のDDR3-1333(10600)品になります。
1333がチップ規格、10600がモジュール規格です。
どうでも良い話ですが、1333はデータ転送速度サイクル(1333MHz)、10600は転送速度(10667GB/秒)から・・・ということなんでしょうが、正直紛らわしいですね・・・。
表示するならどっちかだけでいいんじゃ・・・と思いました。
細かい規格の技術解説やレイテンシがうんたらというのはWikipediaをご覧ください。
ぶっちゃけ、どうでもイイ(というか理解できない)のでここでは割愛します。
スペックは以下の通り。リンクはマスターシード公式ページです。
DCDDR3-4GB-1333 | DCDDR3-8GB-1333 | |
---|---|---|
ピン数 | 240pin Unbuffered DIMM | 240pin Unbuffered DIMM |
転送クロック | 1333MHz | 1333MHz |
CAS Latency | CL9.0 (9-9-9-24) | CL9.0 (9-9-9-24) |
電源電圧定格 | 1.5+/-0.05V | 1.5+/-0.1V | 基盤/チップ構成 | 6層基板(両面実装) | 6層基板(両面実装) |
保証期間 | 永久保証 | 永久保証 |
どちらもほぼ同じスペックで、ヒートスプレッダが付いている以外は至って普通のJEDEC準拠なDDR3メモリです。
次にCrystalMark 2004R3のメモリ部分のベンチマーク結果です。(括弧内はスコア)
デュアルチャンネル、マザーボードは『ASUS P8B75-M LX PLUS』です。
マザーボードによって違いがあるのか気になったので、4GBの方は『GIGABYTE GA-H61M-HD2』の結果も載せています。((G)の方)
また、GA-H61M-HD2の方はOSがWindows XPなので、正確には同じスペックとはいえません。
DCDDR3-4GB-1333(G) | DCDDR3-4GB-1333 | DCDDR3-8GB-1333 | |
---|---|---|---|
総合スコア | 32973 | 31797 | 31998 |
Read MB/s | 13527.51 (13527) | 13014.29 (13014) | 13061.90 (13061) |
Write MB/s | 7276.50 (7276) | 6958.58 (6958) | 7035.91 (7035) |
Read/Write MB/s | 6973.50 (6973) | 6678.21 (6678) | 6731.02 (6731) | Cache MB/s | 51754.76 (5175) | 51255.06 (5125) | 51499.52 (5149) |
特にマザーボードやチップセット(Intel B75とH61)による違いは特に無さそうです。
まぁ、若干GIGABYTEの方が高いですが・・・。
OSの違いによる物なのかマザーボードによる物なのかは不明です。
どちらにせよ、DDR3初期の低速なものやメインPCのDDR2に比べたら素晴らしい速度です。
また、メモリチェックはどちらのマザーボードもエラーはありませんでした。
安定して動作しています。
現行CPUはDDR3-1333/1600以上であればOKなので、このメモリで何の問題も無いと思います。
正直言ってヒートスプレッダの有り無しは、オーバークロックしないなら関係無い気もしなくもありませんが、お手軽にお安くヒートスプレッダ付きメモリが購入できるのが嬉しいですね。
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