現在主流になっているHDD容量は、データあたりのコストが一番安い3TBでしょう。
今回はSeagate(シーゲイト)の3TB HDD『ST3000DM001』(Amazon)と2TB版の比較をしてみたいと思います。
ついでに昔レビュー用に計っておいて忘れていた2014年製と、2016年製の速度も並べてみます。
スペックは回転数7200rpm、キャッシュ64MB、ディスク数3枚、消費電力12V/0.75A(9W)-5V/0.75A(3.75W)です。
ST3000DM001製品画像
製造国は2014年製が『中国』、2016年製は『タイ』です。
当然ですが見た目は特に変わりませんね。
重量は608.5gで、2TBの536gより若干重いです。
この差がディスク(プラッタ)1枚分の重さということでしょう。
ベンチマークと使用感
ST2000DM001 | ST3000DM001(2014) | ST3000DM001(2016) | ||||
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読み込み [MB/秒] | 書き込み [MB/秒] | 読み込み | 書き込み | 読み込み | 書き込み |
Seq | 207.3 | 205.6 | 192.8 | 188.8 | 205.1 | 203.6 |
512K | 59.35 | 94.81 | 58.47 | 89.51 | 60.63 | 92.92 | 4K | 0.669 | 1.357 | 0.662 | 1.216 | 0.659 | 1.333 |
4K QD32 | 1.628 | 1.277 | 1.575 | 1.063 | 1.684 | 1.227 |
*モードはデフォルト(ランダム)です
*ファイルシステムNTFS
*SATA3.0 (6Gbps)接続
数値としては2014年製造版より、若干2TB版と2016年製造版の方が速いようです。
とはいえ、誤差範囲内の可能性もある、程度の差です。
回転数を上げるわけにもいかないでしょうし、HDDの速度は頭打ちですね。
また、SATA2でも計りましたが、結果は誤差範囲内でした。
SATA2接続とSATA3接続でパフォーマンスに差はないでしょう。
なお、現バージョン(5.1.2)CrystalDiskMark(公式ページ)の結果は画像の通りです。
4.0.0から計測方法が変わったんですね・・・。
あとから気づいて計測し直しました・・・。
旧バージョンと互換性がないんですね・・・。
雫ちゃん可愛いですね・・・。
【温度と動作音】
HDDの温度は室温28℃の環境でリムーバブルケースに入れて、HDD内の動画データを再生してテスト。
PC起動直後の温度は31℃、動画再生30分後は38℃でした。
動作音は書き込み読み込みともにうるさくなく、許容範囲内でしょう。
総評
現在、管理人はSeagateのHDDを2TB、3TB合わせて6台使っていますが、ここ4年間故障もなく快調に動作しています。(総容量の半分以上使っていませんが・・・)
ただ、ネットの評判はWDやTOSHIBAより悪いようですね。
個人的にはメーカーでそれほど信頼性に差はなく、良HDDに当たるには運次第だと思っています。
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