以前(2014年)に購入して忘れていたWESTERN DIGITALの3TB HDD『WD Green WD30EZRX』のレビューを・・・と思ったら、2015年から新モデルに変わっている・・・。
せっかくなのでWD Greenの後継モデルと思われるWESTERN DIGITAL 3TB 3.5インチHDD『WD Blue WD30EZRZ』(Amazon)を購入してみました。
3TB、2TB版の前モデル『WD Green WD30EZRX WD20EZRX』と比較してみたいと思います。
スペックは回転数5400rpm、キャッシュ64MB、ディスク(プラッタ)数3枚、消費電力12V/0.45A(5.4W)-5V/0.60A(3.0W)です。
回転数が低い分、Seagate ST3000DM001の7200rpmより省電力で、エコロジータイプのハードディスクドライブと謳うだけのことはあります。
なお、表記スペックは前モデルから変わっていません。
WD30EZRZ 製品画像
製造国は『タイ』です。(前モデルは『マレーシア』)
重量は636g(前モデル633g)で、Seagate(608.5g)より若干重いです。
BlueとGreenを並べてみました。
ラベルの色以外は同じ物に見えます。
・・・ここで、もしかして色を変えただけ?疑惑発生。
ベンチマークと使用感
WD20EZRX | WD30EZRX | WD30EZRZ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
|
読み込み [MB/秒] | 書き込み [MB/秒] | 読み込み | 書き込み | 読み込み | 書き込み |
Seq | 147.4 | 66.51 | 154.5 | 149.8 | 166.0 | 162.7 |
512K | 44.02 | 41.30 | 47.67 | 92.24 | 48.40 | 99.67 | 4K | 0.593 | 0.641 | 0.602 | 1.451 | 0.598 | 1.693 |
4K QD32 | 1.564 | 0.604 | 2.104 | 1.464 | 2.222 | 1.707 |
*モードはデフォルト(ランダム)です
*ファイルシステムNTFS
*SATA3.0 (6Gbps)接続
色が違うだけかと思いきや、『Blue WD30EZRZ』の方が前モデルより若干速くなっていました。
体感できるほどの差では無いと思いますがちょっと嬉しいかも。
なお、WD20EZRX(2TB)は計測したPCが違うので参考までにしてください。
現在の計測はPentium G3240(Haswell Refresh)機を使用しています。
他にCore i5でも新PC組んでたのにブログに載せるのを忘れていました・・・。
Kaby Lake(デスクトップ用は2017年出荷予定)で組んだら比較用として書いてみたいと思います。
CrystalDiskMark現バージョン(5.1.2)の結果です。
【温度と動作音】
HDDの温度は室温28℃の環境でリムーバブルケースに入れ、HDD内の動画データを再生してテスト。
PC起動直後の温度は29℃、動画再生30分後は37℃でした。
動作音は非常に静か、かつ温度上昇も控えめで、低速回転のメリットがでています。
なお、WDのHDDが1台以上接続されているPCなら、バックアップ、HDD引っ越しソフト『Acronis True Image WD Edition』(公式ページ)が無償で利用できます。
総評
速度を重視しなければいいHDDだと思います。
モデルチェンジ後の違いが確認できたこともよかったです。
速度的に3Dゲームなどのインストール先には向きません。(2Dゲームなら問題なし)
ですが非常に静かなHDDなので、少しの音でも気になるという人や、窒息ケースでPCケース内温度が高くなりがちな人には特にお勧めです。
管理人はバックアップ用に使う予定です。(出番は恐らく2年後くらい)
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